CiscoのスイッチでEtherChannelを作成する方法はスタティックとダイナミックの2種類あります。
前回はスタティックでの設定方法を紹介したので、今回はダイナミックで作成してみます。
プロトコル
EtherChannelをダイナミックで作成する場合は、以下のプロトコルを使用します。
設定時にリンクの両側で同じプロトコルを指定する必要があります。
・PAgP
Cisco独自のプロトコルなのでCisco機器のみ使用できます。
auto:EtherChannelを構成するために受信したネゴシエーションに応答するモード
desirable:EtherChannelを構成するためにネゴシエーションを開始するモード
・LACP
IEEE標準のプロトコルなのでCisco機器以外でも使用できます。
active:EtherChannelを構成するためにネゴシエーションを開始するモード
passive:EtherChannelを構成するために受信したネゴシエーションに応答するモード
設定
・PAgP
Switch# configure terminal
Switch(config)#
Switch(config)# interface range gigabitethernet 1/0/1 -2
Switch(config-if-range)#
Switch(config-if-range)# channel-group 1 mode auto
・LACP
Switch# configure terminal
Switch(config)#
Switch(config)# interface range gigabitethernet 1/0/1 -2
Switch(config-if-range)#
Switch(config-if-range)# channel-group 1 mode active