Cisco スイッチ EtherChannel設定 その1

概要

EtherChannelは複数の物理リンクを1つの論理リンクとして扱える技術です。
1Gbpsの物理リンク2本を束ねると2Gbpsの通信帯域になり、2本分の通信帯域を確保できるため、通信速度が速くなります。
また2本以上のリンクを束ねて1つの論理リンクを作成するため、1本の物理リンクで障害が発生した場合も他のリンクで通信を続行することができます。

設定

EtherChannelの設定を行う際にグループを作るポートで以下の設定をそろえる必要があります。
・速度
・二重モード
・アクセスポート/トランクポート
<アクセスポートの場合>
・割り当てるVLAN
<トランクポートの場合>
・ネイティブVLAN
・割り当てるVLAN
・トランキングプロトコル

Switch01# configure terminal
Switch01(config)#
Switch01(config)# interface range GigabitEthernet 1/0/1 -2
Switch01(config-if-range)#
Swotch01(config-if-range)# channel-group 1 mode on

[ configure terminal ]
グローバルコンフィグレーションモードへ移行

[ interface range <interface-id> ]
インターフェースコンフィグレーションモードへ移行
※range:グループ化する複数のインターフェースで一括してコマンドを入力できる

[ channel-group mode on ]
指定した物理ポートでEtherChannelを作成
スタティックで作成する場合は[mode]で[on]を選択する