概要
DHCPは、ネットワーク接続に必要なIPアドレスなどの情報を自動的に割り当てるプロトコルです。
DHCPサーバとDHCPクライアントで構成されており、DHCPサーバはIPアドレスの設定情報などをDHCPクライアントに割り当てます。
DHCPクライアントは、IPアドレスの設定情報などをDHCPサーバから割り当てられます。
仕組み
1.DHCP Discover
DHCPクライアントは自分のIPアドレスもDHCPサーバのIPアドレスもわからない状態です。
そのため、まずはDHCPサーバを探索します。この時メッセージをネットワーク全体に送信します。
![](https://blog.iidatechno.co.jp/wp-content/uploads/2023/04/dhcp_discover_02.png)
2.DHCP Offer
メッセージを受け取ったDHCPサーバは、クライアントに割り当てるIPアドレス設定などを選択して提案します。
![](https://blog.iidatechno.co.jp/wp-content/uploads/2023/04/dhcp_offer.png)
3.DHCP Request
次にクライアントは提案されたIPを使用することを通知するためのメッセージを送信します。
![](https://blog.iidatechno.co.jp/wp-content/uploads/2023/04/dhcp_request.png)
4.DHCP Ack
最後にDHCPサーバはDHCPクライアントが使用するIPアドレスなどの設定情報を送信します。
![](https://blog.iidatechno.co.jp/wp-content/uploads/2023/04/dhcp_ack.png)
こうして、DHCPクライアントにIPアドレスなどの情報が割り当てられます。