今回は、DHCPリレーエージェントとDHCPの設定についてです。
DHCPリレーエージェント
DHCPリレーエージェントとは、異なるネットワーク上にあるDHCPクライアントとDHCPサーバを中継する仕組みのことです。
DHCPサーバとDHCPクライアントの通信ではブロードキャストが使用されます。
そのためDHCPサーバとDHCPクライアントは同じネットワークに存在する必要がありますが、ネットワークを分離して構築している場合もあります。
そんな時にDHCPリレーエージェントをルータに設定しておくことで、違うネットワークに存在するDHCPサーバからIPアドレスなどの情報を取得することができます。
設定
(config)# service dhcp
(config)# ip dhcp excluded-address 192.168.10.254
(config)# ip dhcp pool test01
(dhcp-config)#
(dhcp-config)# network 192.168.10.0 255.255.255.0
(dhcp-config)# default-router 192.168.10.254
[ service dhcp ]
DHCPサービスの有効化
[ ip dhcp excluded-address <ip-address> | <last-ip-address> ]
除外するIPアドレスの設定
[ ip dhcp pool <pool-name> ]
DHCPプール名の設定
[ network <network> <subnet-mask> ]
ネットワークアドレスの設定
[ deafult-router <ip-address> ]
クライアントに通知するデフォルトゲートウェイの設定
・DHCPリレーエージェント設定
(config)# interface GigabitEthernet 0/0/1
(config-if)#
(config-if)# ip helper-address 192.168.40.100
[ ip helper-address <ip-address> ]
DHCPサーバーのIPアドレスを指定