OSI参照モデルとは その4

セッション層とは

 セッション層はOSI参照モデルのレイヤ5の規格です。

 通信の開始から終了までの手順を規定しています。

 役割

 セッションの管理

 アプリケーション間でコネクションを確立し、通信ができる状態にしています。

プレゼンテーション層とは

 プレゼンテーション層はOSI参照モデルのレイヤ6の規格です。

 データの文字コードや圧縮方式を規定しています。

 役割

 データを正しい形式で表現する

 コンピュータ同士のデータ形式や圧縮方式などを合わせることで、形式の違いによる不具合を防ぐことができます。

 暗号化や復号処理

 データを暗号化することで、安全にデータの送受信を行うことができます。

アプリケーション層とは

 アプリケーション層はOSI参照モデルのレイヤ7の規格です。

 ユーザーが利用するアプリケーションが提供する機能や通信の手順について規定しています。

 役割

 ユーザーとアプリケーションの橋渡しを担い、通信プロトコルを提供する

 Webサイトの閲覧には [HTTP]、メールの送信には [SMTP] などのプロトコルを使用することで、ユーザーがアプリケーションの機能を利用することができます。

まとめ

 セッション層

コネクションの確立から通信の開始、終了までを管理している

 プレゼンテーション層

データ形式を合わせて形式の違いによる不具合を防いでいる

 アプリケーション層

ユーザーとアプリケーションとの橋渡しを担っている